東福寺

夫婦で散策「東福寺」編
東福寺の通天橋は紅葉のころには必ず取り上げられる紅葉の名所なのだが、一度も行ったことがなかった。
(夫は若いころに一緒に行ったと主張しているが私には記憶がない)
夫の休日、義父に頼まれていたズボンの修繕もできていたので届がてら京都へ向かった。
義父は謡の日だとかで出かける準備中。
「うちからやと、バスで行くのが一番早いで」というアドバイスを無視して、阪急で河原町へ出て、京阪に乗る。
加茂川沿いは納涼床が出ている。
国宝東福寺三門
奈良東大寺の東と興福寺の福をとって「東福寺」ということも初めて知った。
本堂
猫のいる涅槃図があると書いてあった。
猫のいる涅槃図といえば「極楽へいった猫」エリザベス・コーツワースのお話を思い出す。
アメリカ人の書いた日本のお話、私のお気に入りの本である。

勅使門
勅使様の入るご門は別なのですね。
通天橋へ向かう回廊

周りのお庭は緑の空間
「洗玉澗」
「通天橋」
静かでとてもきれいな緑でした。
紅葉の頃は大勢の人出でこの静けさは味わえないのだろうと思いながら、少し過ぎた新緑を楽しみました。
開山堂のお庭で見つけたイトトンボ
左下隅には「キイトトンボ」右上隅「アオモンイトトンボ
目の覚めるような黄色のイトトンボは初めて見ました。
「開山堂」と「普門院」前のお庭
市松の白砂がとてもきれいでした。
「方丈 八相の庭」北庭の市松
石と苔の見事な市松でした
南庭 枯山水のお庭
手前の石から濃洲 蓬莱 愛染 と名前があった。
奥の山が五山 右手の白砂は八海 
「臥雲橋」
こちらは一般道、車以外は通れる橋です。
趣のある橋です。ここから通天橋を見ることができます。
東福寺の隣は泉湧寺と地図が浮かびます。
二人でここまできたなら泉湧寺も行こうと決めて歩きました。
泉湧寺の「霊明殿」
明治陛下のころに再建されたとあった。
天皇の御尊像・御尊牌がおさめられているところ。

「月輪陵」
天皇稜である。
たくさんの方のお名前が書いてあった。
皇室にかかわるところは雅である。
月輪陵を管理しているのがここ。
近くに暮らす友から聞いたことがある「天皇・皇太子さんがはいらはる入口と秋篠宮さんのはいらはる入口は違うねんて」
泉湧寺まで歩けば次は今熊野
今熊野で見つけた「大樟」
後白河上皇お手植えの木と書かれてある。
830年前の話だと、この地で京都の町と歴史を見てきた木に圧倒された。
この日の行程15.5キロ、お疲れさまでした。