紅葉狩り

夫の休みの日曜日、妙見さんへ紅葉狩りに出かけた。
コースはモノレール→阪急→能勢電→ケーブル→リフトである。
能勢電も終点近くになると鄙びてくる。
家からは1時間ほどでもずいぶん遠くに来た感じがする。
リフトまでは20分と言うので歩く。
しばらく歩くとこんなバス停
ちょうど来たバスから老女が二人降りてきた。買い物帰りであるような風体。このバス停は生活に欠かせないのだと思う。
御山二十二丁
案内書きには「吉川・妙見山の丁石」妙見山は近世庶民信仰の場であり江戸時代には参詣者が多かったとある。
ここからお山までは22丁(何キロになるのか?)
ここで写真を撮っていると「妙見山へ行かれるなら少し急だけどここを登ると紅葉が綺麗ですよ」と声をかけて貰った。
確かにきれいな紅葉の下を歩くことが出来た
「ケーブルの駅に出る道はかなり急な坂ですよ」の忠告通り急な坂を降りることになったのだかが
確かめながら歩く足元には獣の糞
「たぬきかしら?奈良で見たシカの糞みたい」「猿じゃないか」
糞の主はわからないが、獣も通る道を歩いているのにちょっと興奮。
妙見山ケーブル
小さなケーブルは満員。家族ずれも多かった。
子どもが騒ぐのである。確かに子どもには楽しい経験であろう。視界狭い空間であれほど騒がれると閉口した。
「静かにしなさい!」と大声で怒るより「狭い車内では大きな声を出さない」としっかりしつけてほしかった。
シグナス森林鉄道
ケーブルを降りるとこんな可愛いトロッコ列車に出会った。小さいけれども本格的なトロッコ
シグナスとは白鳥座の事、トロッコの二つの駅はベガとアルタイル、1等星が作る夏の大三角にちなんでいる。
アプト式のレール
確かに本格派のミニトロッコ、はるかな山々を望む景色も、木立の紅葉も1級品だった。
リフト
いつもなら歩くのだが、今回は行きはリフトに乗った。何故か中ほどまで来たときに「只今からリフトが止まります」とアナウンス。
「なぜ止まるの?」高いところは苦手なのに、アナウンス通りリフトは止まった。
5分も止まったかまたアナウンスがあって動き出した。できない経験だけどこれは怖いより寒かった。
能勢の妙見さん
日蓮宗霊場能勢妙見山といい「無漏山眞如寺境外(けいがい)仏堂能勢妙見山」が正式名称のお寺だそうだ。
お参りの人も多く信仰の場所だと思う。私たちのような観光客もそれなりにである。
星嶺(信徒会館)
妙見とは北辰(北極星)のことだそうで、この会館も星に因んで立てられたそうだ。
歌右衛門の浄水
4代中村歌右衛門の寄進による浄水。近松門左衛門も妙見さんの熱心な信者であったと書いてある。
奉納のお手拭きが下がっているのも最近では珍しいように思う。
帰りはリフトに乗らず下山(ケーブルまで)
こがねむしがこんなに綺麗だったかと思うほどか輝いていました。
ぼたん味噌煮込みうどん
ぼたん鍋にうどんが入ったランチと言う方がぴったり。
なかなかのお味でした。