シルブ プレ アン ニュアージュ

silvous plaît un nuage
直訳すると「どうぞ、少しの雲を」そんな意味だそうです。
コーヒーに浮かぶミルクをさしています。
こんな素敵なティタイムは奈良の高畑町
 
「高畑茶論」
椅子の周りはこんな眺め。
いつまでも座っていたい喫茶店なのです。



今日は1日奈良。
興福寺の国宝展を見て正倉院展もみて春日大社にも詣でてと欲張りな予定。
幸いと言うか無理やりと言うか、夫が仕事で早朝に車で出かけると言うので便乗、最寄駅まで乗せてもらいました。
奈良の駅に着いたのは8時、少し早いかと思ったのは大間違い。
興福寺の入場券売り場は開場前から列が出来ていました。
「阿修羅」ばかりが人気を集めるけれど八部衆はそれぞれにとても魅力的なのです。
私のお気に入りは「迦楼羅」龍を食べると言う鳥。
お堂に安置された八部衆十大弟子もゆっくりと言うわけにはいかないけれど、それでも気持ちよく見ることが出来ました。
興福寺を出た時、とてもきれいな青空だったので、午前中に春日大社に詣でようと決めました。
とても奈良らしい雰囲気
ここから参道は延々と続いているのです。
御本殿
軒には灯篭が下がっています。


火袋の碑文は慶長5年 越後国直江山城守息女 
慶長5年は関ヶ原の戦いのあった年だそうで、直江家の無事を祈って奉納されたと説明がありました。
春日大社はとにかく広いのです。
私が詣でたかった訳は・・
春日大社のおみくじ
おみくじは末吉 これもまずまず。
上賀茂神社で引いたおみくじと春日大社で引いたおみくじ、運んでくれた2匹を並べています。
夫には笑われましたけど・・
下の禰宜道「ささやきの小径」
春日大社禰宜さんたちが通った道が上、中、下の禰宜道と名づけられていす。
下の禰宜道をたどりました。
志賀直哉文人たちが好んだこの道は「ささやきの小径」とも呼ばれています。
この道を歩いたのは20年ぶり。
その時はママ友4人でささやくなんてほど遠い、姦しかったと思います。
志賀直哉邸 高畑サロン
志賀直哉邸には多くの文人が集い、ここをサロンとしていたそうです。
志賀直哉の二男さんがご存命で当時の思い出や写真をもとに改修が終わった室内には当時の写真が数多く飾られていました。
南の日当たりのよい広いお庭
志賀直哉は子沢山であったそうです。
子どもの為に作られたプール
見学者も少なく隅々まで見学をしてきました。
この後、奈良と言えば「茶がゆ」お決まりのランチの後、正倉院展へ。
毎年1300年前の美しさに見惚れて、今年も2時間余。
大勢の人ごみにもまれながらも楽しんできました。
本日は17,27キロ 26581歩でした。