今年の祇園さん

先月「橋弁慶山」の胴懸けが新調のお披露目を見に行った。
200年も前の胴懸けと今年の胴懸けをまじかに見た。

14日に「橋弁慶山」の山建てと曳き初めを見に行った釘を1本も使わずに山鉾葉組み立てられる。
町衆の力が結集される。
橋弁慶山に飾られるのは「義経と弁慶
五条の橋の上で義経と弁慶の戦う場面である。
永禄6年の銘があるそうだ。
今年初めての曳き初めである。
組み立てられすべての飾りをつけた山を町内の人々が通りの角まで動かした。
1日から始まった祇園祭は2日にくじ取りをして巡行の順番を決める。
お囃子の音がいたるところで聞かれるようになる。
10日辺りから山鉾がそれぞれの町内で建てられる。
お祭りモードは徐々に盛り上がって行く。

16日は宵山
この日はテレビでの見物。
本当はこれが一番よく見えて暑くもないし楽だ。
45万の人出だったらしい。

17日巡行の日
名古屋からのお客様を迎えて、いざ!
義父の経験を踏まえたアドバイスに従う。
河原町御池の交差点付近に陣取る。
9時にはかなりの場所取りが済んでいた。
巡行の先頭長刀鉾の先ぶれの旗が来た。
この後私たちの前でハプニングが起きる。
この旗の棒が響き渡る音と共に二つに折れたのだ。こんなことに遭遇するのも生の魅力なのだろう。
近くにいた警官の方の機転で折れて短くなったままではあるが巡行は進んでいった。

孟宗山の辻回し平山郁夫さんの胴懸けは去年新調されたそうだ。
鉾は竹を引いて呼吸を合わせてと辻回しはたいへんだが、山は静かに素早く辻を曲がって行く。

綾傘鉾
棒振りばやし
名古屋の友曰く「棒振り10年のお兄さんだってテレビにでてたよ」

動く美術館と言われる祇園祭である。
菊水鉾
蟷螂山
蟷螂の羽根がうごく
船鉾
私の一番好きな鉾だ

橋弁慶山の登場
我がEnglishteacherがボランティアで担ぎ手をしている。
この山はたった一人の日本人大学生を除くとすべて外国人のボランティアによって動く。

32基の山鉾をすべて見終わって時間は午後1時半。夕方は神幸祭をみた。
八坂神社本殿の前の神輿
神様が神輿に乗られるかのようである
京の神輿は絢爛豪華、きらびやかな神輿だ
八坂の石段下に降りた神輿
神輿は3基(スサノウノミコト・クシイナダヒメノミコト・ヤハシラノミコガミ)
「錦」「三若」「四若」の法被 (でも法被の下に総柄の身体の人が・・)

丸一日祇園祭に参加したのは初めて。
今年の祇園さん、記憶に残るお祭りになった。