観光地の隣

夫婦でウォーキング、12月版。
「北の方へ行こう」
「修学院のあたりかな?」
曼殊院に行きたいって言ってたよね」
という事で、曼殊院を目指した。
わが家からおよそ9キロ。
堀川通り→御池通り→川端通り→と進む予定が、市役所前でフリーマーケットで足止め。
川端通りを歩くつもりが、鴨川の河川敷へ変更。
トンビとカラスの会談を見たり(カラスがトンビにけんかを売ってる風)カワセミホバリングに見とれたり(空中のカワセミのあの翡翠色はモルフェチョウかと思うほどきれいでした)。

一乗寺下がり松の案内を見つけて
宮本武蔵と吉岡道場の人のチャンバラのあったとこだね」

一乗寺下がり松の記念碑
この近くの八大神社の境内がその地だそうだ。

八大神社
ここは詩仙堂の隣にあった。
京都の北東に位置し京都の表鬼門にあたる、古来皇居の守護神十二社のひとつだとか。
武蔵がここで戦ったのは400年前。

当時の松
一乗寺下がり松は古くから往来を行く人々の道しるべだったらしい。
代々植えかえられ伝えられていて、400年前にあった松は今は切り株だけが残っていた。

詩仙堂は寄らずに曼殊院を目指す。

途中で「葉山 馬頭観音」の案内。
馬頭観音さん見てみたい」

一燈寺 葉山馬頭観世音
紅葉の下、階段を登った所にお堂がある。
水を引いたお庭や、十三重塔も立っていた。
しかし、馬頭観音さまのお顔は見れなかった。
風でひらひらと舞う紅葉の美しさだけが目に残った。

再度、気を取り直して曼殊院へ。

曼殊院
アーバスから降りた観光客で道は溢れていた。
ご門を見ただけで失礼してUターン。

「鷺の森神社」と書かれた案内に細い道に入り込んだ。鷺の森神社
ここも古い神社のようだ。
平安時代に建てられ、応仁の乱で焼けたりと歴史が書かれていた。

行幸橋
後水尾上皇行幸した際に渡った橋だそうだ。
歴史もさることながら、この風情。
なかなかの雰囲気である。

秋の名残
鷺の森神社に続く参道
最近は曼殊院や赤山禅寺と並んで紅葉の名所として訪れる人が増えたそうだ。
初冬を感じる今日、散る紅葉も美しいと思う。
歴史と風情を感じる1日を過ごした。

本日のウォーキング、ゆっくりペースで15キロほどでした。