今年の紅葉

今月は京都以外に暮らす友人の来訪のおかげで今までになくたくさんの紅葉を見ることが出来た。
今回、紅葉も見ごろの勤労感謝の日を含む三連休を紅葉巡りに!

大津市坂本

西教寺
ここは大津市史にも度々登場するお寺。
聖徳太子天智天皇の名前も出てくるほど由緒正しい古刹。

紅葉も美しいのだがお目当てはこちら。
「菊御膳」
友人の来訪寸前にテレビで紹介された。
すぐさま予約を入れた。

菊御膳
朱塗りの器で供せられたのはすべて菊を使ったお料理。

食用菊
花弁の1枚1枚が筒状になっている。
坂本地区では食用菊の栽培が古くから行われていて、この時期だけのもの。
露地栽培だそうだ。

お品がき
食前酒から始まって、デザートまですべて菊である。
菊の花びらはシャキッとした歯ごたえがある。
ほんのり甘い香りもする。

日吉大社参道
食べていたばかりではない。
穴太の石積みも美しい参道は落ち葉のじゅうたんもよかった。


午前中は坂本を観光、午後からは京都市内観光へ
家から歩いて六角堂へ

上から見た六角堂
隣のビルからの眺め。
六角堂に入ったのは久しぶり、こんな眺めのあることを初めて知った。

IEMON SALON
和カフェという注文に、今はやりの伊右衛門カフェへ。焙じ茶とロールケーキのセット。

永観堂
紅葉の名所である。とはいえ、ライトアップを見たのは初めて。
紅葉の季節にここを訪れたのも初めて。

入ってすぐに妙なる音が
雅楽の演奏があった。
テープではなく実演というのがニクイ。

夜の闇と光のなかのもみじ
昼とは違う美しさを見た。

池に映る紅葉
この写真を撮るために長蛇の列、それも納得の景色でした。


二日目

希望どおり、京都のお寺で座禅。
勝林寺
東福寺塔頭の一つ。
ここで座禅を体験。
ご住職は35歳のハンサムさん!(^^)!

座禅の為の座布団
座禅の心得のリーフレットも用意されていた。
15分間の座禅を2回、ご住職は素足でしたが、寒い寒い!

朝がゆ
座禅の後の解放感からか、食がすすむ。

通天橋
東福寺と言えばまずここ。
開門前の時間でも、カメラを持つ人は多い。
この日が最高の紅葉ではなかったか
文句なしの東福寺・通天橋でした。

伏見稲荷
鳥居のたくさんあるところを見たいとの希望。

稲荷踊り
ちょうど子供たちの踊りが奉納されていた。
帰ってから調べると、なんと岩手県岩手郡岩手町からの遠征。
100年以上伝統のある「稲荷踊り」を総本宮伏見稲荷にこの日初めて奉納されたのだそうだ。
偶然にも見ることが出来て幸運だった。

ランチと充電(デジカメの電池が黄色信号)タイムで一時帰宅。
地元ならではの融通である。

平安神宮
行ったことがないと言う言葉にそれではと岡崎へ。

神苑の図
確か前に貰った入場券、有効期限はないようなのでそれで入場。
紅葉が少ないせいか人もやや少ない。

橋殿
このお庭も小川治兵衛さんの作(七代目)

はなよりだんご
下鴨神社でいただいた「申餅」
陽の傾き始めたころ、下鴨神社に到着。
歩き疲れて一服。
ほんのり小豆色したお餅をいただき”ほっ!”
本日の予定終了。

三日目
今日が最後の観光。
「床紅葉」も見てみたい。

岩倉 実相院
床紅葉で有名な実相院、若葉のころには何度か来ましたが紅葉の時期は初めて。
「床紅葉の写真は写せません」最初からお断りが書いてある。

床紅葉を映しこむ間口
この部屋の中に紅葉を映す床がある。
まだまだ荒れた感じか残る、維持保全はたいへんなのだろう。

岩倉具視幽棲旧宅
私の好きな建物で、友に見せたかったが残念なことに休館。
せめてもの外観。

二泊三日の京都観光。
遊びに来てくれる友がなければ、きっと今年も紅葉を見に足を運んではいないだろう。
どこに行くにも「この時期にここに来たのは初めてなの」そんな日々だった。