大台ケ原

出会い頭の思い付きというか、気づいた時はもう申し込んでいました。
「大台ケ原・東大台 雲の上の稜線を歩く 10キロ」

大台ケ原は娘時代から誘われても、誘われても、ご縁がなくて行けませんでした。
それが目の前でおいでおいでをしていたのです。
よく考えもせず、段取りもつけずにとにかく申し込みました。

後は出たとこ勝負、家族の同意と協力を得て、山ガールの友達からアドバイスを受け、無事に行くことができました。

集合は橿原神宮前
乗り継ぎ時間を入れれば我が家から2時間弱かかります。
そこからバスで2時間。

大台ケ原駐車場
注意事項や大台ケ原の紹介を受けて、出発します。

参加は160名ほど、バスの中でコースの説明と健脚コース・平坦コースの組み分けがありました。
自己申告ですから、厚かましくも健脚コースを選択しました。


歩き始めは調子よく、足下も歩き易く、何度か馴らし履きをしたトレッキングシューズも快適。
文句なしでした。

スタートから120m程の高低差を登り、日出ケ岳近くの木の階段あたりに来ると青息吐息。
このままずっと歩けるだろうかと不安がよぎりました。

疲れた体を癒してくれた景色です。

1695mの日出ケ岳 頂上です。

熊野灘の白波も見えます。
富士山こそ見えませんでしたが、360度どちらを向いてもため息の出る景色でした。
この景色を見て昼食、俄然気力充実。
最後まで頑張ってみる気になりました。
緩やかな木の道を下り正木峠へ。

正木ケ原は枯木や倒木が並ぶ一味違った森です。
先を行く人から声が上がりました。
声の先には、鹿がいました。
鹿のおかげで下草の笹も背が伸びないと案内板にありました。
案内板にはここに住む動物たちのこと植物のこと書いてありました。

160人のアリさんの行列は安全第一。
大蛇粠という一枚の大岩のところには行きませんでした。

牛石ケ原を過ぎてからは急な下り道が4,50分も続いたでしょうか。
むき出しになった木の根っこ、ゴロゴロした石。
慎重に慎重に下ります。

しおから吊り橋
水の音を聞きながら、揺れる橋を渡ります。

降りたら登らないと。
これからはひたすら登りました。
山道は階段だったり、湿った道だったり。

登坂が緩やかになりだした頃、ゴールの駐車場が見えてきました。
11時20分ごろスタートをして15時ゴール。
10キロの認定書をいただいて大台ケ原ウォークは終了しました。

道中、先輩ウォーカーさんから疲れてきたときの呼吸の仕方や、水分補給の大切さ。
これからのウォーキングのお誘いやら、山歩きの楽しさやら教わりました。
一人で参加して、たくさんの方とお話をして、心の引き出しをいっぱいにした1日でした。
また、どこかでお会いしましょう。
この感じ、後を引きます。
次は比叡山です。