わが青春の3泊4日

学生時代の友人が遊びに来た。
初日は盛りだくさん。
新幹線、新大阪駅までお出迎え。
ほぼ4年ぶりのご対面である。
帰宅して、彼女の荷物を下ろす。
「出かけよう!」
という彼女を連れて、新船場の問屋街へ。
続いて万博公園で咲き誇るひまわりを見、ロハス・フェスタを覗く。
夕方からのイルミナイトを楽しむ。
桜並木はイルミネーションで飾られた。
青い光と闇の光景は日中の暑さをわせれさせてくれた。
太陽の塔には市民から寄せられたメッセージが現れた。
「平和」「ありがとう」
「暑い日も寒い日も40年 ありがとう」なんて言うのもあった。
弁天さんの花火も遠くに見えた。

2日目
雨が降り始めた。
とにかく「どこか出かけたい」の希望にこたえる。
まずは四天王寺さんへ。
「千日詣り」の日だった。
この日にだけ授けられるお札を頂く。
ろうそくとお線香を供えてお参りもした。
「何写してるの」と言われたけれど、記録するために写してきたことば。
聖徳太子の十七条憲法の第十条らしい。
通天閣道具屋筋も心斎橋も雨と競うように歩いた。

3日目
雨を降らせた熱帯性低気圧は台風に変わっていた。
台風の日に出かけるのかと水をむけたが「折角来たからでかける」という。
情報を集め知恵を絞って考えた末に「西宮ガーデンズ」に出かけた。
ショッピングセンターを1階から5階まで「見てるだけ〜」で半日過ごす。




4日目
仲良し4人組がそろう。
10時半に集合、ホテルでコーヒーを飲みながら2時間、食事に2時間の予定。

M「本気でそうするの?」私「4人いるからそれくらい時間かかるよ」行く前
H「そんなもんやね」私「そうでしょう・・」4人が揃った時
S「ちょうどいい加減だったね」私「ねっ!」食事がすんだ時

母親の介護をしているSが先に帰って、残った3人で東福寺の三門の特別公開へ行くことにした。
逆蓮珠
三門内の写真撮影は禁止。
山門の外の廊下の四隅にあった「逆蓮珠」は独特のものらしい。
後ろの黒い柱は太閤さんが屋根の大きさに驚き補強のために付けさせた「太閤柱」

わが青春の3泊4日の総歩数 71174歩
7年ぶりの集合だった。
何を話したのか、何を聞いたのか、取り留めのない話で時間は過ぎた。
それでいいのだ。
一緒にいれたことが一番なのだ。
何を食べたか、何を見たか、すべては2の次の日だった。
次がいつかはわからない。
それでも次が必ずあることを私たちは疑わない。