まぼろしの薩摩切子

ポスターを見たときから行こうと決めていた。
前売りチケットを財布に入れて、行ける日を待ち望んでいた。
神戸までおよそ1時間で行くことができる。本日決行!
一人の気楽さ、目的はゆっくり展示を見てパンを買って帰る。
三宮の駅からフラワーロードを南下、神戸の花時計
神戸市立博物館
入口近くの母子連れは中で一緒になった。
宿題の為の鑑賞だったみたい。
母「しっかり覚えて帰って、ちゃんと書かんとあかんよ」ですって。
「館内で写真を撮っていただけるのはここだけです」の張り紙
案内係の女性に確かめに行ったら、にこやかにシャッターを押してくれた。
私は鑑賞後の興奮冷めやらぬ顔で収まった。
まぼろしの薩摩切子」19世紀後半のほんの短い期間に薩摩で作られた。
最初は薬を入れるための薬瓶としてつくられたとか。
飛躍的な成長と急激な衰退、歴史のひとこまを見た。
篤姫さんのお腰入れの道具と言う「藍色被栓付瓶」など息をのむほどの美しさ。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2009_02kiriko.html
パンを買って帰る、の目的をはたしに・・
その昔吉田茂が毎日空輸して取り寄せたと言う「フロインドリーブ」のパン。
去年の秋も、今年のGWも神戸を訪れたのに買えなかった。
その訳は店の場所が変わっていた。
雰囲気もすっかり様変わりしていた。
以前は小さな店だがパン屋の活気があった。
ここが老舗のパン屋なのだと?(何かの謂れがあるのかもしれないが)
とても残念、立派になればいいものではないように思う。
神戸がつまらない観光地になっていくようで悲しくなる。

帰りに見かけた街路樹
何の木かと思ったら、「いちょう」に「のうぜんかずら」が捲きついていた。