丹波篠山

JRのフリーペーパーをみると丹波篠山まで最寄駅から1時間半とある。
「篠山へ行こう!」
いつもの行き当たりばったりのお出かけである。
新三田行きの普通に乗った。
終点で篠山方面へ行く電車に乗り継ぐつもりだった。
しかし、車内に非常にうるさい少年の集団がいた。
夫の隣には無理やり座り込んだおばさんもいた。
折角のお出かけに我慢は禁物。
宝塚で特急北近畿に乗り換えた。
たった2駅、特急列車に乗る、それもちょっとした旅行気分。
丹波篠山口
兵庫県篠山市 東海道線を尼崎から宝塚線福知山線)で北上して行く。
駅からバスでお城へ向かう。
篠山城大書院
篠山城は築城400年、家康の命で築かれ、藤堂高虎池田輝政の名前が普請に携わった人にあがっていた。
ここは再建された大書院。
埋門(うずみもん)
石組のきれいなお城だった。
石に残された刻印は色々な形があった。
お堀も美しい。
お城を囲む堀はなかなか立派でお堀の外側には東西南北の新町があり武家屋敷が残っている。
長屋門 
今もお住まいなので外だけを拝見する。
安間家史料館 
観光の足はレンタサイクルに人気が。
しかも、電動サイクルをよく見た。
徒士武家屋敷群
市民による景観の整備が進んでいるようだ。
どのお家も現在もお住まいなのに、時代を感じさせる町並みが続いている。
電線もない。
丹波杜氏酒造記念館
丹波と言えば「丹波杜氏
日本中のお酒の産地に出かけておいしいお酒を手掛けている。
中にあったお酒の名前、丹波杜氏の手にかかっていないお酒はないほどだった。
歴史美術館
明治の裁判所だった所。
石造金櫃
土の中に埋めて地下金庫として使用とあった。
藩政時代 貨幣司 という言葉も何となく意味がわかる。
大正ロマン
大正12年の落成、当時はかなりモダンであっただろう。
中はレストラン、観光案内、おみやげ店。

黒豆のしずく
黒豆から作ったジュース、丹波の黒豆はお正月だけのご縁でしたけど、これはいける。


天主台跡からの眺め。
正面にとてもきれいな山。
「なんて山だろうね?」
「きっと丹波富士っていうんだろうね」
なんて話していたら、やっぱり「丹波富士」と呼ばれる高城山。
八上城跡、明智光秀が信長に叱責されて実母を人質に、策を弄して落とした八上城
光秀の実母が磔刑に処された場所でもあるそうな。
古い歴史が身近な町を歩いた。
天主台跡から眺める篠山の町は四方を山に囲まれた穏やかな町。
赤い屋根の学校は子どもたちの健やかな成長を見守っているようだ。

市役所前のモニュメント
デカンショ節はここ篠山のシンボル。
デカンショ節100年の記念もあった。











日帰りで行くにはもっと計画的に行動しなくてはいけなかったようだ。
折角の丹波なのに、丹波焼の窯元にも行ってない。
帰りの電車の中でパンフレットを見ながら「また来ようね」
いつも何にも考えずにふらっと出かけるのが我が家流。
万歩計は電池切れ、それもそのままになっている。