ピンポイントでGW

人ごみの嫌いな夫と出かける。
GWの行き先は工夫がいる。
そこで今年は1つだけ見てすぐ帰る方式にした。
まずは「鯨橋」
以前雑誌で見た写真がどうしても気になっていた。
橋の欄干に鯨の骨が使われている。
何故そうなったのか、どんな橋なのか見に行ってきた。
瑞光寺
聖徳太子の創建と伝えられているそうだ。

雪鯨橋
橋の欄干は鯨の扇骨(肩甲骨)と下あごの骨、脊椎から出来ているそうだ。
何故鯨の骨なのか?
「4世住職潭住(たんじゅう)が、宝暦6年(1756年)に南紀を行脚しているとき、太地浦(現在の和歌山県太地町)の漁師に不漁であったことから豊漁の祈念を請われました。潭住は「殺生は五戒の一つ」として断りましたが、ついに祈願に応じました。鯨がたくさん捕れたお礼として、30両と鯨骨18本が贈られましたが、潭住は鯨を供養し、すべての生き物を大切にするという祈りを込めて、この橋が作られたといわれています」ー淀川区のHPから抜粋
この橋で5代目。
境内には「大正天皇聖跡」「今上天皇・・」の碑もある。
すぐ横を新幹線が走っていた。
大阪ワンダーランドの顔を見た。

続いては「水路閣
何故水路閣か?
始めてここを見た時のひっそりとした、ひんやりとした、煉瓦と木立と影の印象をもう一度確かめたかったのだ。
40数年前の記憶がどうなっているかを。
地下鉄を「蹴上」で降りてすぐにこのトンネルをくぐる。
煉瓦がねじれるように積み上げてある。
とても美しいトンネルだ。

水路閣
琵琶湖疏水明治18年起工23年完成、田辺朔朗博士が工事を指揮した。
この博士とにかく若い、当時大学を出たばかりの青年だった。
そのことがとても強く印象に残っていた。

人を入れずに写真を撮ることは出来なかった。
残念!そのくらい人出が多かった。
南禅寺の中にあるのだから・・

琵琶湖からの水は今も流れている。