宵山

「今年の祇園さんは土曜日やね。土曜は休みでしょ?」
「行かへんで」
「灯りの入った祇園さん見に行きたい。翌日休みやったらいいやんか」
宵山なんかものすごい人やで」
などと話していたら義父から電話が掛かった。
「しばらく顔見てないけど・・」
祇園さん見に行こうかって話してたから、その時寄るね」
「金、土曜は昼間謡や」
「夜行くから大丈夫やで、晩ご飯下げていくわ」
私の希望どおり宵山の日に京都まで出かけることになった。
私の失敗話は別記である。

義父の家でゆっくり夕食を食べて8時前に祇園さんを見に出かけた。
月鉾
阪急烏丸駅下車。
地下の駅には人があふれ、ホームからのエスカレーターは両方とも登りになっていた。
とにかく地上へ出てくださいなのだ。
夕食の時にテレビで月鉾を見たのでまず1番目は月鉾。
鉾頭は月(見えませんが)

函谷(かんこ)鉾
月鉾から少し東へ行くと函谷鉾。
函谷関の故事に由来。

菊水鉾
函谷鉾を見て室町通りを北に少し行くと菊水鉾。
唐破風造りの屋根を持つ(見えませんが)

北観音山
室町通りを錦通りで左折、1つ西側の新町通りにある北観音山。
この山は曳き山で、鉾のように曳いて動く。



北観音山の祇園囃子
鉦を打つたびに飾り紐が上下するのが私は大好きだ。
これを見たくて見たくて今日は頑張った。

鉾町は町中が美術館
この時期鉾町の家々で伝来の美術品が表の部屋に飾られる。

鉾町のあかり
夜の祇園さんのこんな風情が好きだ。


始めてお囃子の行列を見た。
山鉾巡行の日の晴天を祈願してお囃子が奉納されるのだそうだ。
棒振り囃子(綾傘鉾)の行列からみ始めた。
次々とお囃子の行列が続いた。

長刀鉾
明日の巡行はテレビで見よう。

宵山は40年ぶりくらいかな、子供が生まれてからは昼間が専門。
灯りの入った山鉾を堪能して、帰りの電車は梅田行き最終列車だった。