今年の正倉院展

平城遷都1300年の奈良は大勢の人でにぎわっている。
今年の正倉院展は例年を上回る鑑賞客のようだ。
友と奈良駅で待ち合わせた。
せんとくん
最初は賛否両論、物議をかもしたけれど今では一番のアイドル。
近鉄奈良駅観光案内所でお出迎え。

「吉城園(よしきえん)」
依水園の隣にある、庭園。
正倉院展は午後の方が空いているというのが、毎年のように足を運んだ私の予想。
お庭を見て時間を調整。

長蛇の「正倉院展
博物館の近くでランチを済ませていざ!
それでもこの長蛇、気をとりなおして並ぶ事、40分。
左の列は団体客、右の列が個人客、入場制限で中に入れば多少の混雑はあってもゆっくり見ることが出来る。
今年のメインは「螺鈿紫檀五絃琵琶」
私の狙いは「伎楽面 酔胡王」
「伎楽面 迦楼羅」も見ることが出来たのは、うれしかった。

「格子の家」
ならまちを歩くことにした。
ところどころで店を覗いたり、おばさん二人は気ままだ。

大蔵流宗家跡」
気ままに歩くと「あら?」「へぇ〜〜」に出会う。
狂言大蔵流12世は豊臣秀吉からこの地を与えられて、以来22世までがここに住んだとあった。

世界遺産元興寺
仏教伝来(ほっとけほっとけゴミヤサン)538年からの歴史がある。
左側の建物が「元興寺禅室」が特別公開されていた。


須田剋太さんの衝立「渾沌地獄」
全部で12面あるそうだ。
解体修理の時に出た古材が絵を囲んでいた。
古材の色が絵にとても似合っていた。

「五感礼賛」
字も絵も剋太さんの特徴がよくわかる。
一緒に行った友の父上は剋太さんと交流があったとか、その話を聞きながら余計に楽しめた。

「花無心」
この衝立が一番好きだ。

「赤とんぼ」
思わず口ずさみたくなるような・・

「おみやげ」
猿沢の池を少し西に行った所、お土産物店が続く。
小学生の一団が買い物をしていた。
昔と変わらない、修学旅行の子供たちの歓声があった。