夫婦で夏休み

主人が前々から行きたがっていた出石へお蕎麦を食べに出かけました。
早朝、6時半朝食用のおにぎり持参で出発。

車で2時間半ほど、出石の大手門駐車場へ到着。
観光案内所でガイドマップを入手、昼食のお蕎麦までに散策を楽しむことに。

まずは出石城跡へ

駐車場のすぐ南。
登城橋が城へ誘います。


昭和に再建された櫓だそうだが、小高いところにある城跡は城下を一望できる。
城跡にある神社にこの地に蕎麦が根付いたいわれがあった。
この城にやってきた新しい城主が、元の地からそば職人を伴って入城したようだ。


稲荷社の横に「有子山城跡」の案内が。
近くにいた地元のの人に尋ねると、30分くらいで登れますよとの事。
登山口には杖も置いてある。
鈴が付いているところを見るとクマ除けか?獣除けか?
取りあえず登ってみることに。

標高300m余。道程900数m。
余りの急こう配、ロープがあっても、杖を持っていても最後まで登るのは無理と判断した。
「こんなつもりで来てないから」
主人の言葉に即同調しました。


出石と言えば辰鼓楼
最初は太鼓で時を告げていたものを明治14年に大時計が設置され今日まで時を知らせているようだ。

地図を見ながら町中を歩く。
とても分かりやすい街並み、あれもこれもと見て回る。

小学校があった。そこそこの坂道を登って行った。

パノラマで写してみました。
木立の中のリゾート施設?と思えるほど。


木造校舎の自然の中にある小学校です。
地元の人の話では「冬はね雪でね、子供たちも大変なんよ」
住んでみてわかる自然との共存。
それでもこの学校で学ぶ意義は計り知れないと思った。

2時間半ほどの町歩き、一番の目的のお蕎麦です。

出石の皿蕎麦
一人前五皿です。

空になったお皿には夫々の図柄が現れます。
一人で15皿食べると認定証がもらえるそうです。

帰路につくまで最後の見学は永楽館、現役の芝居小屋です。

この芝居小屋、明治に土地の名士の芝居好きが高じて建てた個人所有の芝居小屋だそうです。
明治大正昭和と時代に沿って、芝居小屋から映画館になったり、長い閉館の時期を経て現在、現役の芝居小屋として活躍しています。

300ほどの客席
年に一度は歌舞伎がかかるそうです。
ここで見る歌舞伎は贅沢でしょうね。

舞台の下にも案内してもらいました。
人力で動かす奈落。

木製の機械は今風な補強も加えられて、活躍しています。
しかも個人の財力で!

この舞台で、オペラや落語も演じられるとか。
宝塚の舞台も検討中と聞きました。
ここでお芝居を見てみたいです。

お蕎麦を食べに出かけた夫婦の夏休みでした。