雨の野迫川村ウォーク

最近よく出かける奈良ウォーキング協会主催のバスウォーク。
昨日は奈良県の南に位置する野迫川村小辺路ウォークでした。
天気はあいにくの雨でしたが、心に残るウォークでした。
集合は橿原神宮前駅→バス移動→立里荒神→野迫川総合案内所→ウォーキングスタート→大股ゴールの予定でした。

立里荒神社は日本三大荒神の1つだそうです。


案内板はここから見える景色が・・
私たちが見たのは立ち込めた雲海?霧?ミルクを流したような真っ白の世界でした。


本殿は修復中でシートの中。
ご神木が屋根を貫いているらしいが、その姿は見ることができませんでした。


ウォーキングのスタート地点になる野迫川村総合案内所です。
案内所からあふれるほどの人数、この日のお仲間たちです。

雨は本降りになり、コースの一部をバスで移動して距離をショートカットすることになりました。


林道開通記念碑のそばでバスを降りここから歩き始めました。
急な上り道と地図で記されたところをバスで移動したことになります。


舗装された林道をしばらく歩いて、いよいよ山道へ。
熊野参道小辺路に入ります。


一列になって進みます。
高野山から熊野本宮までの72キロをつなぐ道です。
足下は雨で泥濘、折れた枝や落ち葉は滑ります。
長い下り道を慎重に慎重に歩を進めました。


山道と林道を交互に歩きました。
舗装路よりも地道がいい。
泥でベタベタになっても、足に感じる土の優しさがいい。


たまに小雨になって、視界が開ける時があります。
連なる大和連山。
雲海の美しいところでもあるそうです。
晴れの日の景色を想像しながら、大股のゴールまで約5キロほどのウォーキングを楽しみました。

帰りのバスの中でお隣さんと
「山道でお地蔵さまがありましたね。2体見ましたよ」
「あら?気が付かなかった」
「一つは立ち姿のきれいなお地蔵さまで、もう一つは古い感じの座った小さなお地蔵様でしたよ」
「それだけでも、もう一度見に来んとあかんね。絶対もう一度歩きに来るは!」

確かに、もう一度、お天気の良い時にすべての工程を足で歩いてみたいそんな道でした。