ふつうのおでかけ

古くからの友人とお出かけ。
年に数回、二人で出かけます。
それが、何故か、いつも行ってみたいところが同じなのです。
今回は「司馬遼太郎記念館
去年の秋に二人で高野山へ出かけた時「司馬遼太郎記念館へ行ってみたい」「えっ、私も!」の会話をして半年たって実現しました。
降り立った駅は「河内小阪」初めての場所です。


道が交差するところには矢印が。


足下にも行き先を教える矢印が。
司馬遼太郎さんはこの町の誇りなのでしょう。


10分ほど歩いて、到着。


お住まいをお庭から拝見。
書斎はそのままに残されています。


書斎からの眺めは、この木々。
おそらく司馬遼太郎さんの好んだ眺めなのでしょうね。


多くの個人や企業の尽力でできた記念館だと聞きました。
設計は安藤忠雄さんとか、雑木林風のお庭に邪魔にならない落ち着いた感じの建物でした。

たくさんの蔵書・資料・出版された本などを見、展示されていた愛用の品々を見、司馬遼太郎さんの映像を見、色々なことを考えた時間と空間でした。
今の日本はどこへ行くのか、司馬遼太郎さんならなんておっしゃるでしょうね。

この後がお気楽おばさんの珍道中。
「ご飯どうする?」
「その後どうする?」
ご飯は適当に駅のそばで食べました。
そして、その後は・・
宮川香山もう見た?」(友は東洋陶磁美術館の会員なのです)
「来週行こうと思ってたんやけど、貴女も見たいん?」
「あの、蟹さん見てみたかった、後晩年の作品も」
「じゃ、これから行こうか」
いとも簡単に計画・実行となりました。


近鉄、大阪地下鉄と乗り継いで中之島の東洋陶磁美術館へ。
この美術館は作品の写真を写すことの出来る稀有な美術館。
今回も許されたスペースで許された作品の写真を写す。


高浮彫灯籠二猿花瓶


灯籠の中にいる猿です


高浮彫蛙武者合戦花瓶


高浮彫桜二群鳩三連壺

最後に褐釉高浮彫蟹花瓶と高取釉高浮彫蟹花瓶のふたつの蟹さんを見て香山の人並み外れた技量にため息をついてきました。

ここまで適当な計画で、適当な実行、最後の〆も適当な場所選び。
夕食は「ジビエ料理
大川を眺めながら

鹿のとろとろワイン煮込み

シンプルオムレツ ジビエソース

ジビエと淡路島玉ねぎのリエット

鹿の燻製

乾杯のビールです。

好きなことだけの1日でした。