初めての小豆島。初めての100キロウォーク
10月8日(土曜日)11時過ぎに受付を済ませる。
まさかと思ったけれど、ここでも知った顔に出会う。
歩くことに魅せられた人の思いは同じなのだろう。
12時から説明会が始まる。
参加者は140名ほど。大半は初参加。
「小豆島100キロウォーク」の40年の歴史と残念ながら今回が最後というお話も。
特筆すべき注意事項は「夜間は鹿や猪がでます。遭遇した時は威嚇せずに静かに横に避けるか、隠れるか、高いところに登るかして回避してください」
熊除けの鈴を用意したことがある。でも熊には出会うことなどないと思えた。
しかし、猪となるとひょっとして出会うかも・・・
スタート前のワクワク感と不安の広がる瞬間だった。
スタート時間は13時30分
カウントダウンで一斉にスタート。
少し雲の多い空だがウォーキング日和。
いつも海を左手に見ながら歩く。
受付でもらった小冊子
中には全体の地図とコマ地図がある。
歩行距離や通過時間を確認できるようになっている。
これからの24時間のコンパスである。
瀬戸内国際芸術祭が開催されているのでいたるところで開催を知らせるブルーの旗と会場があった。
中に入る余裕はないけれど
段々陽も傾き始める
石のカエルの二十四の瞳象
「無事に帰れよ」と励まされる。
辺りは暗くなったが丁度干潮の頃、エンジェルロードがライトアップされていた。
大切な人と手を繋いで渡ると幸せになれるそうだ。
40キロ土庄町役場に到着。
チェックポイントは各自が通過時間を記入する。
バナナや飲み物でリフレッシュ。
ストレッチで足のケア。
役場のすぐ前に土渕海峡が横たわる。
小豆島と前島の間にある海峡で幅は最狭で10m足らずらしい。
その最狭部にかかる永代橋からの眺め。
21:48通過
ここからは暗い、雨が降る、眠たいの三拍子そろい組だった。
夜食の提供所である次のチェックポイントまで20キロを歩く。
大部公民館到着2:00
雨に濡れた服を着替えて、今度は寒さ対策。結構寒かった。
福田港のトイレに到着5;45
明るくなり始めて少し元気が出てきた。
これからまた上りが始まる。
橘峠を目指している。
昔、小豆島からたくさんの石が切り出されていた名残がある。
お城になれなかった残念石ですね。
最後のチェックポイントに到着8:21
制限時間内にゴールできる範囲にいる。
あと20キロ!
少し先が見えてきたと思ったけれど、下れば上るの12キロには参った。
坂手に入りやっと平坦な道に。
マルキン醤油前
残り5キロ。
ゴールタイムを12:30に定めて、最後の頑張り。
猪には会いませんでしたが、鹿の声は何度も聞きました。
暗闇の中で聞く獣の声ってちょっと怖かった。
毎日の暮らしの中では頑張るということもなく、同じことの繰り返し。
穏やかでそれはそれで大事なことだし有難い暮らしだと思います。
高校を卒業するとき担任の先生が「毎日の暮らしの中に小さくてもいいから目標を持ちなさい。小さな目標を一つ一つ達成しながら前に進んでください」
はなむけの言葉でした。
今その言葉を思い出しています。
これからも小さな目標を持って暮らしていきたいと思います。
後付けですが、小豆島100キロウォークのHPに写真が掲載されました。
歓喜のゴールです。