今年も節分は壬生寺
山伏の大護摩祈祷で厄を払ってもらった。

結界が結ばれてその中で護摩祈祷は行われる。
周りの人々の会話である。
「あの煙にかかるのがええんやて」(この時、煙は反対の方に流れていた)
「煙がこうへんでもにおいをかぐだけでもええねん」(ご利益に与りたいのは皆同じなのだろう)
護摩壇からの熱気は風を起こし、風は渦を巻くように登っていく。
たちまち前も見えないほどの煙の中に取り込まれた。
今年は正面に近い所で見守らせていただいた。
護摩祈祷が終わり、結界が外されてた時、運よくそばまで行くことが出来た。
護摩壇のそばの熱気は火の落ちた後でもかなりの暑さだった。
燃え残った「ひばの葉」は厄除けにいただけるそうで、暑くなさそうなのを拾ってきた。

拾った時はまだ火が付いていた。
最後まで居たので山伏さんのお話を聞くことが出来た。
結界を結んだしめ縄に下がった御幣は天から降りて来た神様の座る場所なのだそうだ。
祈祷の終わった後その御幣をお守りに持って帰ればよいと言われた。
その端切れがヒバの横にある紙切れ。
山伏には入場、退場の順番があってそれは装束に付いている丸いボンボリ(結袈裟と言うそうだが)の色で位が違うそうだ。
中に若いきりりとした山伏がいた。
彼は最後に退場するように言われていたから、きっと新人なのだろう。
かなりのハンサム。
彼はこれから毎年節分に来るのだろうか。
ちょっと楽しみな、これもご利益?